西暦1054年
分裂し 東方教会 ひとおこし(1054)
服装や意見などが保守的で無難な様子を『オーソドックスだ』と形容する事が
ありますよね。 今回はその『オーソドックス』のお話です。
カトリック教会は、ローマ教皇を頂点として組織が運営されていましたが、
東ローマ帝国(ビザンチン)にある「コンスタンティノープル支店」との間に、
教義上の解釈や儀礼などに関する差異が生じ、1054年に『東西分裂』
してしまいました。西はローマカトリック、東は東方教会(別名ギリシャ正教、
又は“オーソドックス”)という構図になりました。後に東欧やロシアとなる
スラブ系国家とギリシャが正教(オーソドックス)勢力圏として定着します。
オーソドックスは、いわば仏教における小乗(南伝)仏教の様なもので、
原始キリスト教の教えを守り続けている感じです。まあ元々、新約聖書
には、ギリシャ語で書かれた文書が数多く含まれているのですから、
こっちの方が『正教』と名乗るのは、無理もないかも知れませんね。
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